こんにちは。ももけん(@momoken_5)です。
日用品・化粧品業界に興味あるけど、どんな会社があるのか知りたい。
身近な商品に携われる仕事をしたい。
本記事は消費財業界に興味のある方に、
業界の特徴や上位企業の特徴を比較しながらお伝えします。
消費財業界は、人気企業が多く、
就職難易度も非常に高い業界です。
就職を希望する方は、しっかりと業界研究してから挑むようにしましょう。
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消費財業界の特徴
消費財業界の特徴についてご紹介します。
堅調に成長してきたが、近年は飽和状態
これまで日用品業界は、不況下においても堅調に成長し続けてきましたが、
2015年から2019年にかけてトイレタリー業界は、横ばいが続きほぼ飽和状態となっています。
※2019年-2020年のトイレタリー業界の業界規模(主要対象企業8社の売上高の合計)は2兆8,681億円です。
【過去11年間の業界規模の推移】
インバウンドが好調
2010年以降、外国人旅行客の増加に伴い、
インバウンド需要が非常に好調です。
海外では日本商品への信頼が高く、
中国を中心に需要が拡大しています。
そのため各社はアジアを中心に販売を拡大しており、
ユニ・チャームなどは海外進出で大きく成功しています。
高付加価値商品への注力
これまで安い商品を沢山売って利益を上げてきましたが、
近年は付加価値の高い商品を積極的に売り、多くの企業が利益を伸ばしています。
女性の社会進出や家事の時間を短縮させたいというニーズから、
『時短』などを新たな価値とした商品が出てきたり、
環境問題の意識の高まりから、『エコ』を価値とした商品が増えてきています。
このように時代によって変わるニーズに合わせて、
『既存の商品価値+α 』の商品を展開しています。
消費財(日用品)・化粧品メーカーの就職難易度ランキング
日用品・化粧品メーカーの就職難易度をご紹介します。
※新卒や中途で難易度が多少変わります。
【就職難易度 ランキング】
【66】 花王
【65】 ユリニーバ ロレアル
【64】 資生堂 ユニ・チャーム
【63】 ジョンソン&ジョンソン LVMH
【60】 ライオン
【59】 コーセー オルビスHD
【58】 カネボウ化粧品(花王子会社)ポーラ
【57】 小林製薬 マンダム
【56】 アース製薬 ツムラ
【55】 ホーユー サンスター
【54】 ファンケル 日本メナード化粧品 DHC
【53】 ウエラ ロート製薬
【52】 エステー ミルボン フマキラー
【51】 アルビオン ノエビア
【50】 ウテナ タカラベルモント
【49】 IDA アリミノ キンチョー
【48】 シャンソン クオレ クラシエHP
【47】 ナリス ソーマ 牛乳石鹸
【46】 アイビー 再春館製薬
【上位企業】日用品メーカーの紹介
続いて、主な日用品メーカーをご紹介します。
日用品業界で絶対外せない3社(P&G、花王、ライオン)の企業戦略は、
是非とも知っておいた方がいいです。
※おすすめ書籍:P&G、花王、ライオンの競争戦略
売上高&シェア ランキング
日用品業界の日本企業の売上とシェアランキングは、花王がダントツのトップです。
市場シェアも43.8%で、競合他社を大きく突き放しています。
花王とライオンは、複数分野でブランドを持っていますが、
その他の企業は、ある分野に特化してブランドシェアを伸ばしています。
P&G
P&Gは、世界時価総額ランキングで毎年20位以内に入るほどの
世界的なリーディングカンパニーです。
世界180か国にビジネスを展開し、
世界中の人から愛されるブランド(商品)を多数持っています。
また、P&Gは世界のリーダーを大勢輩出しており、
リーダーシップ育成企業としても世界的に有名です。
※参考:P&G 一流の経営者を生み続ける理由
P&Gはマーケティング分野や人材育成において、世界中の企業がその仕組みを参考にしているため、
多くの書籍が出版されていますので、P&Gに興味のある方は書籍を読んでみることをお勧めします。
※参考:
・P&Gウェイ―世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡
・P&G式 世界が欲しがる人材の育て方
・P&Gで学んだ 経営戦略としての「儲かる人事」
【詳細情報】
・本社:神戸 ※職種によってはシンガポール勤務あり
・海外比率:約61%
・商品:アリエール、ジョイ、パンパース、レノア、ファブリーズなど
・平均年収:825万円
花王
花王は国内業界トップ企業です。
アタックやマジックリンなど、トップブランドを複数持っており、
日用品から飲料、ケミカル商品なども取り扱っており、サービス内容は多岐にわたります。
子会社に花王カスタマーマーケティングという営業を専門とした会社があり、
小売企業や消費者に寄り添い、”現場”を非常に大事にする会社でもあります。
また、花王は30期連続増配、高収益企業で、
国内の中でも『超優良企業』として有名です。
日用品というあまり景気に左右されない業界という点や、
トップブランドを複数所有しているため、国内企業の中でも安定している企業です。
【花王についてのおすすめ書籍】
丸田さんは花王を飛躍的に成長させた経営者で、数々のブランドを生み出した人なので、
マーケティングに興味のある方はおすすめです。
・日本の企業家 9 丸田芳郎 たゆまざる革新を貫いた第二の創業者
・花王魂 やり遂げることの大切さ
【詳細情報】
・本社:東京 (茅場町)
・売上:1兆2500億円
・海外比率:約35%
・商品:アタック、キュキュット、メリーズ、マジックリン、クイックル、ビオレなど
・平均年収:812万円
ライオン
ライオンは、花王に次ぐ日用品の国内メーカーです。
歯ブラシなどのオーラルケアや洗剤などのファブリックケアが売上の中心です。
【詳細情報】
・本社:東京
・売上:3,475億円
・商品:クリニカ、アロマリッチ、キレイキレイ、トップ、アクロン、Banなど
・平均年収:573万円
ユニリーバ
ユニリーバは、世界180か国以上に展開しており、
イギリスのロンドンに本社がある外資系企業です。
P&Gと双璧をなす世界的な大消費財メーカーで、
食品、パーソナルケア、ホームケア商品を主に扱っています。
ユニリーバグループの社員数は、179,000人ですが、
ユニリーバ・ジャパンの社員数はおよそ500人と少数精鋭なのが特徴です。
【ユニリーバについてのおすすめ書籍】
・ビッグ・ピボット―なぜ巨大グローバル企業が〈大転換〉するのか
【詳細情報】
・本社:東京
・商品:ラックス、Dove、AVE、Lipton、クリアなど
・平均年収:800万円
ユニ・チャーム
ユニ・チャームは、生理用品やおむつなど、サニタリー商品を主に展開している大手日本企業です。
ユニ・チャームの特徴としては、海外比率が61%と非常に高水準なことがあげられます。
2008年からアジアを中心に海外展開を強化しており、
着実に売上シェアを伸ばしています。
【ユニ・チャームについてのおすすめ書籍】
・ユニ・チャーム 共振の経営 「経営力×現場力」で世界を目指す
・ユニ・チャーム式 自分を成長させる技術
【詳細情報】
・本社:東京
・売上:7,200億円
・商品:ムーニー、ソフィー、ライフリー、ウェーブなど
・平均年収:867万円
最後に
今回、主な企業をご紹介しましたが、
消費財業界は非常に人気のある企業ですので、
是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
消費財メーカーへの転職を考えている方は、
おすすめの転職エージェントをまとめた記事をご参照ください。
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