【消費財業界】化粧品メーカーの業界・企業 比較

Career

こんにちは。ももけん(@momoken_5)です。

 

化粧品業界に興味あるけど、どんな会社があるのか知りたい。

身近な商品に携われる仕事をしたい。

 

本記事は、化粧品業界に興味のある方に、
業界の特徴や上位企業の特徴を比較しながらお伝えします。

化粧品業界は、人気企業が多く、
就職難易度も非常に高い業界です。

就職を希望する方は、しっかりと業界研究してから挑むようにしましょう。
キャリアと収入を上げるためのおすすめ転職エージェント
化粧品・日用品メーカーの仕事のやりがい ベスト5

 

 

化粧品業界の特徴

化粧品業界の特徴についてご紹介します。

※【化粧品業界についてのおすすめ書籍】※
図解入門業界研究 最新化粧品業界の動向とカラクリがよ~くわかる本
化粧品業界大研究 (業界大研究シリーズ)

 

海外展開を強化し堅調に成長

これまで化粧品業界は、飽和状態で売上も横ばいの状態でしたが、
2013年から2019年にかけて化粧品業界は、堅調に成長しています。
ここ4年間は、いずれも過去最高を達成しており、業界全体が好調に推移しています。
※2019年-2020年の化粧品業界の業界規模(主要対象企業15社の売上高の合計)は2兆2,805億円となっています。

 

【過去11年間の業界規模の推移】

 

 

訪日外国人への販売が好調

 

2010年以降、外国人旅行客の増加に伴い、
インバウンド需要が非常に好調です。

中でも中国を中心としたアジア各国では、
日本の化粧品が非常に好評で、”Made in Japan”のブランドが躍動しています。

そのため資生堂やコーセー、マンダムなどの化粧品会社は、あえて日本での生産を強化し、
”Made in Japan”を前面に押し出し、売上強化を図っています。

 

海外輸出が好調

 

国内の製造強化を図る一方、海外輸出にも注力しています。

2010年代前半の頃と比べ、中国国内の法整備などが進み、
中国人の爆買いが減りましたが、日本商品への人気は衰えず、
中国国内で今も高い人気を誇っています。

 

輸出額は、中国、香港を中心に年々増えていっており、
今後も海外で売上が拡大していくと見込まれています。

※化粧品出荷額の国別割合(出所:財務省 貿易統計

 

 

消費財(日用品)・化粧品メーカーの就職難易度ランキング

日用品・化粧品メーカーの就職難易度をご紹介します。
※新卒や中途で難易度が多少変わります。

 

【就職難易度 ランキング】

【70】 P&G
【66】 花王
【65】   ユリニーバ ロレアル
【64】   資生堂 ユニ・チャーム
【63】   ジョンソン&ジョンソン  LVMH
【60】 ライオン
【59】 コーセー オルビスHD
【58】 カネボウ化粧品(花王子会社)ポーラ
【57】 小林製薬 マンダム
【56】 アース製薬 ツムラ
【55】 ホーユー サンスター
【54】 ファンケル 日本メナード化粧品 DHC
【53】 ウエラ ロート製薬
【52】 エステー ミルボン フマキラー
【51】 アルビオン ノエビア
【50】 ウテナ タカラベルモント
【49】 IDA アリミノ キンチョー
【48】 シャンソン クオレ クラシエHP
【47】 ナリス ソーマ 牛乳石鹸
【46】 アイビー 再春館製薬

 

 

【上位企業】化粧品メーカーの紹介

 

続いて、主な化粧品メーカーをご紹介します。

化粧品業界のトップ企業の経営戦略や特徴は、
是非とも知っておいた方がいいです。

 

売上高&シェア ランキング

 

化粧品業界の日本企業の売上とシェアランキングは、資生堂がダントツのトップです。
市場シェアも49.6%で、競合他社を大きく突き放しています。

また、花王はカネボウ化粧品を買収し、
業界3位にランクインしています。

 

 

資生堂

 

資生堂は、日本のNo1メーカーで、現在は世界120か国にビジネスを展開し、
世界中の人から愛されるブランド(商品)を多数持っています。

最近は、海外事業を強化しており、
中国や欧米を中心にビジネスを広めています。

2000年代は売上利益が低迷していましたが、
2013年には初めて外部出身者である魚谷雅彦氏を社長として迎え入れ、
販社制度の廃止、グローバル地域本社制の導入など数多くの改革を進め、
現在まで大きく成長しています。

 

資生堂の魚谷社長もマーケティング出身であり、
卓越したマーケティング手法がとても有名です。
また、女性の働き方改革の推進も積極的に行っており、
多くの日本企業が資生堂のシステムを参考にしています。

※参考:
なぜ「戦略」で差がつくのか。
資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営
女性活躍の推進―資生堂が実践するダイバーシティ経営と働き方改革
進化する資生堂~中国市場とメガブランド戦略

 

【詳細情報】

・従業員数:40,000名
・本社:東京
・海外比率:約41%

・商品:ISSEY MIYAKE、TSUBAKI、シーブリーズ、マキアージュ、アネッサなど
・平均年収:717万円

 

花王

 

花王は日用品と化粧品を扱っており、日用品を含めれば業界No1メーカーです。

化粧品は、2005年にカネボウ化粧品を買収し、
ソフィーナやエストなど複数のブランドを扱っています。

また、花王は30期連続増配、高収益企業で、
国内の中でも『超優良企業』として有名です。

日用品というあまり景気に左右されない業界という点や、
トップブランドを複数所有しているため、国内企業の中でも安定している企業です。

 

【花王についてのおすすめ書籍】
丸田さんは花王を飛躍的に成長させた経営者で、数々のブランドを生み出した人なので、
マーケティングに興味のある方はおすすめです。
日本の企業家 9 丸田芳郎 たゆまざる革新を貫いた第二の創業者
花王魂 やり遂げることの大切さ

 

【詳細情報】

・従業員数:33,000名
・本社:東京 (茅場町)
・売上:1兆2500億円
・海外比率:約35%

・商品:ソフィーナ、エスト、オリエナ、キュレル、ビオレなど
・平均年収:812万円

 

 

コーセー

 

コーセーは、「世界で存在感のある企業への進化」を目指し、
グローバル展開を急速に進めています。

国の特徴・ニーズに合わせ、商品のブランド戦略を立て、
アジアを中心に売上を伸ばしています。

 

【コーセーについてのおすすめ書籍】
仕事は、臆病なほうがうまくいく 日本初のシワ改善薬用化粧品 POLA

 

【詳細情報】

・従業員数:14,060名
・本社:東京
・売上:478億6700万円
・商品:プレディア、インフィニティ、雪肌精、エスプリークなど

・平均年収:771万円

 

 

ロレアル

 

ロレアルは、フランス発の世界最大の化粧品会社で、34ブランドを150カ国で展開しています。

化粧品業界を目指す人は、誰もが憧れるのがロレアルです。

高価格帯のマーケティング力に定評があり、ロレアル パリなど
数々の世界的ブランドを持っています。

会社の風土も、外資系ならではの自由さや派手さがあり、
化粧品会社ならではの煌びやかな社員が多いです。
まさに『プラダを着た悪魔』のような世界ですね。

 

【ロレアルについてのおすすめ書籍】
ロレアル 「美」の戦略

 

【詳細情報】

・従業員数:2,670名
・本社:東京
・商品:ロレアル パリ、メイベリン ニューヨーク、エッシー、
Ombrelleなど

・平均年収:800万円

 

 

最後に

 

今回、主な企業をご紹介しましたが、
化粧品業界は非常に人気のある企業ですので、
是非挑戦してみてはいかがでしょうか。

化粧品メーカーへの転職を考えている方は、
おすすめの転職エージェントをまとめた記事をご参照ください。
キャリアと収入を上げるためのおすすめ転職エージェント

 

【関連記事】

コメント

タイトルとURLをコピーしました